日本語を教える場合、教師は直接法か間接法のどちらかで教える。中級以降になれば、学習者がある程度日本語を理解できるため、直接法の割合が多くなるだろう。近年ではそれに加え、教室で教えるか、オンラインで教えるかという学習環境の選択もある。
私の場合は、初級は間接法でオンラインで教える教師となる。中級や上級では直接法でオンラインとなる。あらためて、直接法、間接法のメリット、デメリット、そして、教室とオンラインのデメリット、メリットを整理してみた。いたって当たり前のことを整理しているかもしれないが、いざ書き出してみると、スラスラとは出てこなかった。こうして振り返ることで少しは整理できた。
あくまで間接法、オンラインで教える立場からの観点なので偏りもあることを断っておく。直接法、教室で教える教師の観点では違った意見もあるだろうし、重要視する点も違うかもしれない。一つの意見としてご覧いただきたい。

上記のように整理してみると、お互いのメリット、デメリットは当然表裏一体というところもあるが、性格的にネガティブな側面に目がいってしまったのか、それぞれデメリットの方が多く出てしまった。一晩寝て少し書き足した。
やはり、教室とオンラインでの学習環境の違いは大きいとあらためて感じた。教室のやり方をオンラインでそのままやると期待した効果が得られなかったり、オンラインでパソコンの前に座って教えるやり方は、教室ではうまく機能しないだろう。特にパソコンでは物理的な距離が離れている制約をカバーすることが大事だと思う。学習者と距離が出ないように配慮したり、パソコンだからできる機能を効果的に使うことを考えなければいけない。
学習側のデメリットに注意すると、どちらも教えているときにどういう問題が起こりやすくて、注意しなければいけないのか、あらためて整理できた。デメリットをケアしてあげることで、学習者のモチベーションを上げたり、維持する方向につなげることができるのではないだろうか。
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